orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

Google依存ビジネスは終わった(と思う)

f:id:orangeitems:20200702114439j:plain

 

昨日のスラドの記事を見ても思ったのですが、Google広告に依存したビジネスってもう終焉に向かっているのではないか・・と。

 

hylomの日記: 退職(およびスラド編集長からの退任)のご挨拶

しかし、2020年現在、(中略)幅を利かせているのがGoogleの広告ネットワークです。現在、少なくとも一般消費者向けのサイトにおいては、Google以外の広告ネットワークをメインの広告枠として使うことは考えにくい状況にあります。スラドに広告を出したいという広告主も、現在ではそのほとんどがGoogleの広告配信ネットワークに対し、サイト指定で広告を出すという状況になっています。そして、Googleの広告配信ネットワークにおいては、近年そこで配信される広告の単価は下落傾向にあります。

また、ページ閲覧数の減少の大きな要因はGoogle経由での訪問者数の減少です。直近の数字ではサイト閲覧者数のうち半分ほどがGoogle経由での訪問者です。各種SNSやブックマーク等で直接サイトを閲覧してくださるユーザーの数は(その増え方に増減はあるものの)ずっと増加傾向ではあるのですが、それでも未だにサイト訪問者数の過半数がGoogle経由での訪問者であり、そしてこの数字はGoogleのアルゴリズム変更によって大きく変動します。特に、近年GoogleはいわゆるSEO業者対策として「低品質なコンテンツ」への誘導を抑え、「権威のあるコンテンツ」への誘導を高める方針を見せていますが、これらはコミュニティベースで無権威なスラドに対しては大きな向かい風でした。

 

私のこのブログも、ほとんどがGoogle広告による収益でなりたっています。そしてコロナ禍を境に広告収益は激減してしまいました。「激」という言葉は煽りでもなくそのままの意味です。ピークと比べたら10分の1程度であり7月になっても回復の兆しは全くありません。

まあ、個人ブログだし‥と思っていたら、古参のサイトもどんどん影響を受け始めているように思います。

昨日のNAVERまとめの件も、気になる記載がありました。

 

NAVERまとめ サービス終了のお知らせ : NAVERまとめ公式ブログ

サービス環境・市場環境の変化による単独サービスとしての今後の成長性や、LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて検討した結果、今回の決断に至りました。​

 

結局はNAVERまとめにも、Yahoo!の広告が貼られているので・・、事情は同じなんだろうと。

多分に、一次情報を扱う既存のメディア(新聞や放送局など)には追い風です。しかしスラドもNAVERまとめもそうですが、一次情報を引用してコンテンツを作る二次情報メディアにはかなりの逆風・・だと思います。

このGoogle検索がどうサイトを評価するかについて、「E-A-T」という概念が有名になっています。

 

digital-marketing.jp

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の三つの言葉の頭文字をとったGoogleの造語で、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で示されているWebサイトの評価基準の一つです。

Googleの検索アルゴリズムが進化したことで、キーワード記入やリンク貼りだけで良かった従来のSEOが小手先のSEOとして効果がなくなっており、E-A-Tを重視した「コンテンツの質」が求められるようになっています。

今回は、「E-A-Tって何?」という方や、「名前は知っているけれど、具体的にどうすればいいか分からない」「自分のサイトはどのくらい対応できているのか知りたい」という方に向けて、SEOの最新トレンドであるE-A-Tの考え方と対策のポイントについて解説します。

 

まあこの記事を読めば読むほど、スラドもそうだし個人の雑記ブログなんてのも、完全に逆行してるなーという感覚です。

私のブログでチェックしてみましょうか・・。

×テーマに特化したWebサイトにする →してない
△経験に基づいた情報をアップする →最近は心掛けている
×著者・運営者情報を充実させる →匿名だし・・
〇引用・参照は公的機関から →一次情報には気を付けてるつもり
△記事の公開日・更新日を公開する →公開日は出してる
×定期的に記事を更新する →してない、新規のみ
×検索キーワードも意識する →してない

 

総合すると「知るか」というところです。

大昔、こんな記事を書きました。

 

www.orangeitems.com

 

そう、もう多分、Googleのことを気にしてサイト運営する時代は終わったし、Googleに完全依存していたビジネスは、今後もっと、終わっていくと思いますよ。

私のこのブログは・・個人ブログなので、成果の大小にかかわらず続けていきますし、運営方針も自由です。そこが個人運営の良さですね。

Googleがどうしようが、私に関係ありません。

 

まあ、Amazonの方に軸足を移したほうが良いかなーとも思っています。

 

www.businessinsider.jp

 

Google広告は貼っておけばいいのはラクなんですけど、ここまであからさまにそぎ落とされると・・。

ま、Googleへの過度依存ビジネスは、個人ベースにおいては終わったと見るのが妥当でしょうね(YouTube除く)。